少し前の話になりますが、今年5月にオランダのマストリヒトで行われた国際渡航医学会に参加してきました。目的が学会の前日に行われた国際渡航医学会の認定試験を受けることだったので、試験が終わった後は、1日だけ学会に参加して、観光もせずに帰ってきました。しかし、その甲斐もあって(?)、国際渡航医学会認定試験 に合格することができました。合格通知は7月に電子メールでありましたが、8月下旬に認定証が届くまでは半信半疑でした。
渡航医学は日本ではなじみのない分野ですが、マラリアや黄熱病などの熱帯医学から、予防接種、時差ボケ、機内や船内の環境問題、高山病、海外でのメンタルヘルスなど横断的知識が要求されます。試験勉強は、日本語の成書がなく英語でしなければならなかったため、大変苦労しました。この2年間は試験にむけて、時間をみつけては猛勉強してきただけに、合格してホッとしました。(岡藤隆夫)