2026.08.24
当院では、空気清浄機として高性能な「オゾン除菌装置」を設置しています。この装置は、潜水艦のような「密閉され、ウイルスの集団感染リスクが高い環境」で培われた空気清浄・衛生管理の技術をベースに、民間向けに開発されたものです。診療時間中は「空気清浄運転」を行い、吸引した空気を内部のオゾンと高性能フィルターによって強力に除菌しています。また、診察終了後の夜間は「オゾンくん蒸運転」に切り替え、オゾンを部屋中に充満させて空間丸ごと除菌しています。
当院がこのオゾン除菌装置を導入したのは、10年ほど前のことでした。きっかけは、航空機の機内空気がわずか約2〜3分ですべて入れ替わる、極めてクリーンな環境に保たれていると知ったことです。航空機内では、常に「外からの新しい空気」と「機内の空気をろ過した空気」を50:50の割合でブレンドして再利用しています。旅客機が飛ぶ高高度の大気には非常に高濃度のオゾンが含まれており、このオゾンの働きによって、無菌で清潔な外気をエンジンの圧縮機から取り込むことができます。取り込んだ外気はオゾンコンバーターで有害な成分を除去し、温度と気圧を調整して機内へ送り込まれます。さらに、機内の空気は高性能な「HEPAフィルター」を通過させることで、ウイルスや細菌、微粉塵を99.9%以上キャッチし、徹底的にクリーンな状態を維持しているのです。
この航空機の優れた仕組みに感銘を受け、当院でも同じようにオゾンと高性能フィルターを組み合わせた、最先端の衛生管理システムを導入いたしました。
2026.07.23
新たなウェブサイトのブログ第1回目は、自己紹介から始めたいと思います。
まず、私がなぜ小児科医を目指したかについてお話しします。
きっかけは学生時代、春休みを利用して参加した「国立岡山病院小児医療センター」の学生セミナーでした。それまでは、父が小児科医だったこともあり、「なんとなく同じ道に進むのかな」とぼんやり考えている程度でした。しかし学生セミナーで、やたらと声の大きいパワフルな小児外科の先生や、穏やかで紳士的な新生児科の先生方の情熱に一気に引き込まれ、小児科医を志すようになりました。そして、同病院で研修医時代を過ごしました。
研修終了後は出身大学に戻り、小児科神経研究班に所属しました。そこで、のちに国立感染症研究所・感染症情報センター長となられる先生との出会いがあり、「臨床ウイルス学を極めたい」と思うようになります。そして、北里研究所基礎研究所(ウイルス1室)で研究に励む日々を送りましたが、その後、父が病気を患ったことをきっかけに、私は故郷へと戻ることを決めました。その後の歩みについては、またお話したいと思います。
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